アルコールの代謝と二日酔い時の食事のとり方 2019.1.17 thu
お酒を飲む機会が増える年末年始。「ついつい飲みすぎてしまって、二日酔いになってしまった」という経験がある方もいらっしゃると思います。そんな二日酔いの時に気をつけたい食事のとり方についてご紹介します。
二日酔いとはその名の通り、前日にお酒を飲みすぎたことで頭痛や吐き気、倦怠感などの体調不良があらわれることです。厳密な原因はわかっていないのですが、アルコールの代謝分解が追いついていないことや、脱水症状、血糖やホルモン状態の乱れ、体の酸性・アルカリ性のバランスの乱れなどが原因と考えられています。
体内に入ったアルコールは肝臓で代謝分解されています。 アルコールは体内に存在するアルコール脱水素酵素(ADH)の作用を受け、アセトアルデヒドに分解されます。このアセトアルデヒドは体内にとって有害な物質で、酔い(頭痛や吐き気等)の原因と考えられています。そして、アルデヒド脱水素酵素(ALDH)の作用を受けて酢酸となります。 酢酸まで分解されると、血液に乗って肝臓から他の臓器へ運ばれて分解され、最終的に水と二酸化炭素となり体外へ排出されます。 お酒に強いか弱いかというのは、アセトアルデヒドを分解する時に必要なアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の活性が弱いことが考えられると言われています。
おつまみを食べずにお酒だけを飲み続けることは、飲み過ぎや胃腸が荒れる原因になります。お酒を飲む時はおつまみを食べながらゆっくりと飲みましょう。 おつまみには野菜や海藻、きのこなどをたっぷり使ったサラダや煮物がおすすめです。これらには、アルコール代謝で失われたビタミンやミネラル、アルコールの吸収を穏やかにしてくれる食物繊維が豊富に含まれています。また、焼き鶏や焼き魚、冷奴などの高タンパク質で低脂質のおつまみも◎。
二日酔いの症状が辛い時は、無理に食事を取る必要はありません。しかし、脱水症状が出ている可能性があるため、水分補給はしっかりと行いましょう。常温の水や白湯などを少量ずつこまめに飲むようにしてください。食欲がある場合は、野菜などがたっぷり入った汁物を食べて失われたビタミンやミネラルの補給を。酢などを使って酸味を効かせると、さっぱりと食べやすくなります。
肝機能を促すオルニチンを豊富に含む食材を食べるのも1つの方法です。オルニチンが豊富に含まれる食材としては、しじみ、マグロ、チーズ、ぶなしめじ、えのきなどがあげられます。
二日酔いは、飲み過ぎや空腹時にお酒を大量に飲むことなどが原因で起こります。楽しんでお酒を飲むためにも飲酒量には注意しましょう。また、アルコール度数が強いお酒を飲む場合はチェイサーを忘れずに。ぜひ、この時期のお酒との付き合い方にご活用ください。
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