東和薬品のプロペシアジェネリック

浜松町第一クリニック 竹越昭彦院長 監修

製品名はフィナステリド錠1mg「トーワ」。東和薬品が厚労省より2016年9月1日に製造承認を取得し、同年9月20日より発売開始された国内では4番目のプロペシアのジェネリック医薬品です。容量は他のメーカーのフィナステリド錠と同様、0.2mgと1mgの2種類。包装は0.2mgは【28錠(14錠×2:PTPシート)】のみですが1mgは【28錠(14錠×2:PTPシート)】【140錠(14錠×10:PTPシート)】【30錠バラ(ボトル入り)】の3種類発売されています。

水で服用する普通製剤で色形は、円形のうすい赤色のフィルムコーティング剤です。錠剤の大きさは錠形、厚さ、質量ともに先発品のプロペシアとほぼ同一です。0.2mgと1mgともに錠剤の表裏両方に「0.2mg」であれば「フィナステリド 0.2 トーワ」、「1mg」であれば「フィナステリド 1 トーワ」と他のメーカーのフィナステリド錠と違って錠剤に製品名がそのまま印字されていているのと30錠という少ないロットでのボトル入りがあるのが一番の特徴ではないでしょうか。

処方価格について

当院では、以下の価格にてフィナステリド錠1mg「トーワ」の処方を行っております。1箱 30錠から処方可能です。また、初診料及び再診料は無料ですのでかかる費用はお薬代金のみとなります。

フィナステリド錠処方
単位
価格
(税込)
診察料-無料
【後発品:プロペシアジェネリック】
フィナステリド錠 1mg「トーワ」
※5セット以上は1セット(28錠)4,000円
※5箱以上は1箱(30錠)3,700円
28錠4,300円
140錠20,000円
30錠ボトル4,000円
30錠×5箱18,500円

製品画像と添付文書

フィナステリド錠1mg「トーワ」
に関する各種文書【医療・医薬関係者用】
添付文書
医療関係者用
インタビュー
フォーム
医療関係者用
くすりのしおり
医療関係者用
349KB967KB-

東和薬品株式会社について

東和薬品は、1951年に創業し、2005年には東京証券取引所市場第1部へ上場した国内の大手ジェネリック医薬品メーカーです。テレビコマーシャルでは10年以上前から黒柳徹子さんを起用していますので見たことある人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。現在も定期的に放映されています。
詳しくは広報活動 | 東和薬品こちらをご覧ください

当院にて取り扱っている東和薬品の医薬品はフィナステリド錠の他にAGA治療薬ザガーロのジェネリックであるデュタステリドカプセル0.5mgZA「トーワ」
ED治療薬バイアグラのジェネリック医薬品であるシルデナフィルOD錠50mgVI「トーワ」
ED治療薬レビトラのジェネリックであるバルデナフィル錠10mg/20mg「トーワ」
ED治療薬シアリスのジェネリックであるタダラフィルOD錠10mg/20mgCI「トーワ」
の処方もしております。

先発品であるプロペシア錠とフィナステリド錠 1mg「トーワ」の比較は以下をご参考下さい。

  プロペシア フィナステリド錠1mg「トーワ」
有効成分フィナステリド(finasteride)フィナステリド(finasteride)
効果効能
両剤の添付文書記載
男性における男性型脱毛症の進行遅延男性における男性型脱毛症の進行遅延
使用期限3年3年
錠剤の形状 円形・うすい赤色のフィルムコーティング錠
円形・うすい赤色のフィルムコーティング錠
外形(薬剤の)大きさ 直径「7.2mm」
厚さ「3.5mm」
質量「150mg」
直径「7.1mm」
厚さ「3.4mm」
質量「150mg」
添加物結晶セルロース、乳糖水和物、部分アルファー化デンプン、デンプングリコール酸ナトリウム、ジオクチルソジウムスルホサクシネート、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、酸化チタン、タルク、三二酸化鉄、黄色三二酸化鉄、カルナウバロウ乳糖水和物、クロスポビドン、ステアリン酸Mg、ヒプロメロース、トリアセチン、タルク、酸化チタン、三二酸化鉄
料金(価格) プロペシア錠1mg
28錠 8,200円(税込)
28錠×5セット 38,500円(税込)
※5セット以上で1セット(28錠)あたり7,700円
1錠あたり275円
フィナステリド錠1mg「トーワ」
28錠 4,300円(税込)
28錠×5セット(140錠) 20,000円(税込)
※5セット以上で1セット(28錠)あたり4,000円
1錠あたり142.8円


30錠ボトル 4,000円(税込)
30錠ボトル×5箱(150錠) 18,500円(税込)
※5箱以上で1箱(30錠)あたり3,700円
1錠あたり133.3円

上記の通り先発品のプロペシアと色形、剤形までほとんど同じです。価格はプロペシア錠が1錠275円に対して東和薬品のフィナステリド錠はボトル入りだと1錠133.3円と半額以下の安価となります。毎日PTPシートから取り出して服用するのが面倒であるという声もよく聞きます。製造している製薬メーカーも国内大手の東和薬品ですし、先発品のプロペシアに拘る人は意外と少ないので今後、30錠ボトルの需要は増えていきそうです。

ボトルの大きさ

高さ55mm、幅34mm、奥行き34mmです。ボトルと聞くと大きいのでは?と思っていましたが、以下の画像の通り高さはSuicaの縦幅と同じくらいですので非常にコンパクトです。

ボトルの中身の工夫

キャップを外すとキャップの裏側には湿気を取るための乾燥剤がしっかり入っています。更にボトルの中で錠剤が暴れて破損等しないように画像のような白い緩衝材(クッション)が入っています。この緩衝材は右の画像見ていただければピンと来る人も多いのではないでしょうか。良く八百屋等で見かける「みかんを入れるネット」にとてもよく似ています。子供の頃にネットをクルクル巻いてリンゴの形を作って遊んだことがある人も多いのではないでしょうか。これをクルクルまるめリンゴの形にすることで非常にクッション性に優れたものになり錠剤の保護やキャップを開けた時に薬がこぼれるのを防止する役目を果たしてくれます。しかし、このクッションは若干取り出しにくいので、薬をボトルのまま持ち歩いたりせず自宅に保管している方は、毎回クッションの出し入れは面倒なので、取り除いておいた方がよさそうです。

キャップ貼付ラベル

以下の画像の通りボトル側面にある「キャップ貼付ラベル」を剥がして、それをキャップに貼り付けることでボトルを横に置いて保存しても何のお薬かがわかるようになっています。

30錠ボトル入りには箱と中身のボトルの両方に使用期限が記されていますが、PTPシートの28錠包装と140錠包装は箱にしか記されておりません。画像は2024年10月16日現在の最新のフィナステリド錠 1mg「トーワ」です。30錠ボトル入りは2029年2月まで、28錠PTPシートは2029年5月までと規格によって使用期限が異なっています。

30錠ボトル入りであれば使用期限の確認は処方後でもご自身でご確認いただけますが140錠包装の中身のPTPシートだけを処方された場合はPTPシートには使用期限が記されておりませんので処方時に聞くしか知る術はございません。気になる人は処方時に確認するようにして下さい。
当院であれば以下の画像のように待合室に取り扱う薬剤の使用期限一覧表が掲示してあるので、ここで確認できるようにしてあります。

注意点は先発品であるプロペシアと全く一緒ですので以下をご参考下さい。尚、併用禁忌薬はプロペシアと同様に一切ありませんのでご安心下さい。


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