ICI療法について
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浜松町第一クリニック 竹越昭彦院長 監修
更新日:
世界的に広く用いられている>バイアグラをはじめとするED治療薬は、有効率が高い治療として知られています。一方で、重度の糖尿病など基礎疾患の影響により、十分な効果が得られにくい方もいます。
また、心疾患などの治療でニトログリセリン製剤(硝酸薬)を使用している場合は、併用が禁忌となるため、そもそもED治療薬を服用できません。こうしたケースでは、別の選択肢を検討する必要があります。
その一つがICI治療(陰茎海綿体注射)です。ICI治療は高い効果が期待できる治療法で、治療を受けた方の多くが「効果を感じた」と報告されています。
ただし、日本では未承認の治療に該当するため、実施にあたっては特徴やリスクを十分に理解したうえで、医師とよく相談することが大切です。
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ED治療の「最後の選択肢」の一つとして知られるICI療法(陰茎海綿体注射)は、医師が処方・調整したプロスタグランジンE1製剤を、陰茎海綿体へ直接注入して勃起を起こす治療です。
内服のED治療薬は性的刺激があってはじめて勃起が起こりやすくなるのに対し、ICI療法は性的刺激がなくても勃起が起こり得る点が大きな違いです。
「痛そう…」と不安に感じる方もいますが、使用する針は非常に細く、注入する薬剤量も少量(0.1cc~など)で、通常は短時間で終了します。薬剤は局所に作用するため、内服薬と比べて全身への影響が少ないとされますが、適応の可否は持病や内服薬も含めて医師の判断が必要です。
注入後はおよそ5~10分で勃起が始まり、30分ほどで最大に達することがあります。持続時間は個人差がありますが、数時間続くケースもあります。射精後も勃起が続くことがあるため、EDの方だけでなく、早漏で悩む方が関心を持つこともあります。
なお、勃起が長時間続く(いわゆる持続勃起)などのリスクもあるため、用量は自己判断で増やさず、医師の指示を必ず守りましょう。
効果が期待できる治療である一方で、「もっと広まっても良さそうなのに…」と感じる方もいるかもしれません。ICI療法の利用がまだ多くない背景には、主に次のような理由があります。
怖い(注射への抵抗感)
ICI療法は陰茎への注射を伴うため、どうしても恐怖感や抵抗感を抱きやすい治療です。初回は医師が実施し、その後は自己注射になるケースも多いため、不安が強い方もいます。
また、注入後5~10分程度で勃起が始まることがあるため、タイミングの調整が必要という点もハードルになりがちです。とはいえ、手技は医師の指導のもとで練習できるため、慣れると「思ったより難しくない」と感じる方もいます。
費用負担が大きい
ICI療法は、内服のED治療薬と比べて費用が高くなる傾向があります。一般的に、内服薬は1錠あたりの価格帯で検討できる一方、ICI療法は1回あたり数千円~1万円程度になることもあり、継続する場合は負担が大きくなりやすいのが現実です。
感覚がいつもと違う(感度の変化)
ICI療法は薬剤の作用で勃起を起こすため、内服薬のときと比べて「感覚が鈍い」「自然な勃起と少し違う」と感じる方がいるとされています。体感には個人差があるため、気になる場合は医師に相談しながら調整していくことが大切です。
日本国内で未承認
バイアグラ、レビトラ、シアリスなどの内服薬と異なり、ICI療法は日本国内で厚生労働省に承認されていない治療に該当します。海外では広く行われている治療ですが、日本では実施施設が限られる場合があり、実施にあたってはメリット・リスクを十分に理解したうえで検討する必要があります。
一部の大学病院などでは、重度のED(糖尿病による神経障害や動脈硬化、前立腺がん治療後、外傷など)に対して、ICI療法を含む治療相談が行われています。気になる方は一度相談してみるとよいでしょう。
ED治療では、一般的にバイアグラなどの内服薬が第一選択となります。
ただし、狭心症や心筋梗塞の治療に用いられるニトログリセリン製剤(硝酸薬)を服用している方は、ED治療薬との併用が禁忌となるため処方できません。また、不整脈治療薬(例:アミオダロンなど)を服用中の方、重度の肝機能障害がある方なども、状態によっては内服薬が適さない場合があります。
さらに、慢性的な疾患をお持ちの方や、神経障害などが背景にある方では、内服のED治療薬では十分な効果が得られにくいことがあります。そのようなケースでは、治療の選択肢としてICI療法を検討する必要が出てきます。
※当院での判断基準
※当院では、ICI療法を実施しておりません。
当院へED治療で来院された方のうち、以下に該当する場合は、ICI療法を行っている医療機関の受診をおすすめしています。
- 併用禁忌などの理由で、ED治療薬(内服)の処方ができない場合(服用中の薬がある、持病がある等)
- 性的刺激があっても性器がほとんど反応しないなど、前立腺がん治療後等で神経・血管の障害が強く疑われ、内服薬の効果が期待しにくい場合
- コントロール不良の重度の糖尿病などにより、内服薬で十分な効果が得られない場合
- その他、担当医がICI療法のほうが適切と判断した場合