不妊症の治療法とステップ

浜松町第一クリニック 竹越昭彦院長 監修

まず医療機関を受診する前に、正しい子作りを実践してみましょう。しっかりと出来ているつもりでも、排卵日と子作りのタイミングがずれていることも非常に多いです。 以下のページで子作りをする際のポイントをご紹介しておりますので、参考にして実践してみましょう。

排卵期を予測し、性行為のタイミングを合わせる方法です。
基礎体温表を作成することで、ホルモンの変化から排卵日を予測します。また市販のキットを使用して、尿中のホルモンをチェックし、排卵日前後に性行為のタイミングを合わせます。 医療機関では、エコー検査により卵胞径のチェックを行う方法もあります。

人工授精というと、「人工」という文字が入っているため、人為的に精子と卵子を受精させるイメージを持ちますが、そうではありません。男性自身がマスターベーションなどで精液を採取し、一般的には精液を洗浄、運動良好な精子を集め、専用のチューブで女性の子宮内に注入する方法です。 軽度の精子造成機能障害(男性側)や性機能障害(ED)の他、子宮頚管に問題がある場合(女性側)、原因不明の不妊症の場合にまず適用する方法となります。統計上、人工授精での妊娠例の多くは6回までに成立し、妊娠しない場合には次のステップへ進むこととなります。

人工授精は、精子を子宮内へ送り込む方法で、体外で培養などを必要としないため、体外受精などと比較しますと比較的安価に治療を受けることができます。

排卵前の卵子を取り出し、精子と体外で受精させる方法です。2~5日間体外で培養し、正常に発育が見られる受精卵を子宮内へ胚移植する方法が一般的です。1回のIVFでの妊娠率は25%前後とされており、6回までは累積の妊娠率が上昇していきますが、それ以降は上昇しないことが報告されています。体外受精(IVF)で妊娠しない場合には、顕微授精へ進むことになります。

一般的には、体外受精(IVF)治療を行っても妊娠に至らなかった場合や、精液中の精子濃度や運動率が低く体外受精(IVF)では受精しないと考えられる症例の場合に行われます。

女性からは、卵子を採取すると共に、男性からは元気に運動していて形状が正常な精子1つを人為的に選び、細いガラス針管を使って卵子に直接精子を注入する方法です。

ICSIでの妊娠例の80%以上は、5回目までに妊娠していると報告されています。

体外受精(IVF)は、女性から採取した卵子と男性から採取した複数の精子を培養液に入れ、受精能を持つ卵子と精子が受精するのを待ちます。複数の精子の中から精子の能力に応じて卵子と出会うことになります。

一方で、ICSIは、現在の医学で分かっている範囲で正常とされる運動が行われ、精子の見た目の形状が正常だと思われる精子1つと、卵子を実際に作業する医療従事者が選別し、ガラス針管を使って人為的に受精させます。

この作業者が選別した卵子と精子1つが最善のものであったかどうかを検査する手立ては現在のところありませんが、体外受精と比較して、現在までに顕微授精で生まれた子供に医学的に異常が多いという報告は見当たりません。

当院は、"男性専用のED治療クリニック"です。当院では体外受精などの不妊治療は行っておりません。不妊治療を行っている医療機関を上記ページでご紹介しておりますので、ご参考にしてください。

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