バイアグラの併用禁忌薬
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浜松町第一クリニック 竹越昭彦院長 監修
併用禁忌薬とは、飲み合わせの相性が悪いお薬のことです。
単体での服用であれば、いい働きをしてくれますが、併用することで体に悪影響を及ぼす危険性があります。
現在、服用されている方はご来院の際お薬または薬品名がわかるものを必ずお持ちください。
- 塩酸アミオダロン製剤の商品名一覧
- アンカロン錠100
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- 硝酸剤(飲み薬・舌下錠・貼り薬・吸入薬・注射・塗り薬・スプレー)の商品名一覧
- アイトロール錠
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- アンタップRテープ
- イソコロナールRカプセル
- イソピットテープ
- カリアントSRカプセル
- 冠動注用ミリスロール
- ニプラジロール点眼液0.25% ※
- ニプラノール点眼液0.25% ※
- ハイパジールコーワ点眼液0.25% ※
- ハイパジールコーワ錠
- バソレーター注
- バソレーターテープ
- バンレーター軟膏
- フランドル錠
- フランドルテープ
- 一硝酸イソソルビド錠
- 硝酸イソソルビドテープ
- 硝酸イソソルビド徐放錠
- 硝酸イソソルビド注
- ニトラステープ
- リファタックテープ
- ミオコールスプレー
- ミオコール静注
- ミニトロテープ
- タイシロール錠
- ミリステープ
- シグマート錠
- シグマート注
- ニコランジル錠
- ニコランジル点滴静注用
- ニコランマート錠
- ミリスロール注
- ニトプロ持続静注液
※ニプラジロール点眼液、二プラノール点眼液およびハイパジールコーワ点眼液の添付文書では、併用禁忌になっておりませんが、これらの有効成分である「ニプラジロール」は「ニトログリセリン」と同様の血管拡張作用があるため念のため記載しています。
【考察】ハイパジールコーワ点眼液0.25%は5mlの点眼液で1ml中に含まれるニプラジロールは2.5mg。使用方法は両目に1滴(0.05ml)ずつなので1滴の使用でニプラジロールは「0.05×2.5=0.125mg」。
1滴(0.05ml)の点眼で20%は溢れることを考慮すると瞼の中に入る最大量が0.03~0.04ml程度。つまり、0.125mgの80%で0.1mgが1滴のニプラジロール最大摂取量といったところでしょう。
よって両目に点眼しても最大摂取量のニプラジロールは0.2mg。
対して添付文書の併用禁忌欄にシルデナフィル(バイアグラ)の記載のあるハイパジールコーワ錠3は1錠に含まれるニプラジロールは3mg。つまりハイパジールコーワ点眼液の1回の使用は併用禁忌であるハイパジールコーワ錠3の『15分の1』程度(6.7%程度)と少量であることから併用禁忌のリストから除いていると考えられます。
- 慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬の商品名
- アデムパス錠1mg/5mg/25mg
リオシグアト(アデムパス)を併用することにより症候性低血圧を起こすことがある。理由は細胞内cGMP濃度が増加し、全身血圧に相加的な影響を及ぼすおそれがあるからです。
以上がバイアグラの併用禁忌のお薬です。これらのお薬を服用している方はバイアグラと併用すると過度に血圧を下げる危険性が高いため処方できません。
また、下記もご参考ください。
このように併用禁忌のお薬はたくさんございますので、当院へご来院の際には、これらのお薬を服用していないかを確認させていただくために他に服用しているお薬がある方は必ずお薬名をわかるようにしてからお越しください。