20歳代・70歳代のED患者分析データ|2023年

浜松町第一クリニック 竹越昭彦院長 監修

ここでは、「20~29歳」「70~79歳」の年齢枠に絞って、2006年~2023年までの年度別で人口・ED初診数・ED再診数を構成比率で比較集計をとっています。その結果、なかなか興味深いデータが取れました。
※ED初診、ED再診、男性人口の構成比は、それぞれ20~84歳を対象とした構成比です。

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 ED初診
構成比
ED再診
構成比
男性人口
構成比
ED初診構成比
÷
男性人口構成比
2006年4.92%3.43%16.43%29.95%
2007年5.30%3.10%15.69%33.78%
2008年5.52%3.09%15.37%35.9%
2009年5.26%2.47%15.11%34.82%
2010年5.43%1.94%14.81%36.68%
2011年5.91%1.98%14.56%40.60%
2012年6.86%1.80%13.92%49.27%
2013年8.52%3.19%13.71%62.17%
2014年10.79%3.65%13.52%79.87%
2015年11.21%3.77%13.45%83.32%
2016年11.37%4.00%13.38%84.99%
2017年10.00%3.55%13.13%76.16%
2018年10.34%3.27%13.25%78.07%
2019年10.80%3.63%13.31%81.18%
2020年13.28%4.09%13.49%98.43%
2021年13.73%4.57%13.53%101.46%
2022年12.25%4.05%13.26%92.33%
2023年11.94%3.60%13.57%89.96%

20~29歳の比較表について

注目すべき点はこの世代の人口(緑のライン)は年々下がっていく一方で、ED初診数(青いライン)は増加傾向にあるという点です。これは何を意味しているのか?
人口減少しているのにED初診数が増加しているので、20代でEDで悩む割合がとても増えているということです。では若者がEDで悩む人が増えている点についてもう少し掘り下げてみたいと思います。

EDにはメンタルが要因の「心因性ED」、身体の病気、外傷、加齢が要因の「器質性ED」、服用している薬剤の副作用が要因の「薬剤性ED」、「心因性・器質性・薬剤性が複合する混合型」の4パターンがあります。20代はまだまだ若いので体は健康なので器質性EDは稀なケースで来院される20代の患者様のほとんどが心因性EDの方です。またここ最近は、この若い世代の方でうつ病の治療薬の副作用が要因である「薬剤性ED」に悩む方も増えています。

以下に20代にありがちな心因性を伴うEDをマンガで紹介しているので参考にして下さい。

また、ED初診数の増加しているがED再診数がさほど増加傾向にないことについて説明させていただきます。先に説明させていただいた通りこの世代のEDは「心因性ED」がほとんどです。よって何らかしらのきっかけだけでEDの悩みが改善するケースが多いのです。もう少し具体的に説明いたしますと服用している薬剤の副作用による「薬剤性ED」は別として、「心因性のED」のほとんどは、バイアグラ等のED治療薬を服用して1回~数回、納得いく性行為ができれば、それが自信へとつながり、その後はED治療薬を服用しなくても改善するケースが多いということが集計データからも証明されているということなのです。

若い世代で万が一、同じようにEDで悩まれている方がいらっしゃいましたら、ED治療薬を試してみることによって改善される可能性は十分にあります。当院のような専門病院もここ最近増えております。インターネットでお近くの病院を調べて一度受診されてみてはいかがでしょうか?

 ED初診ED再診男性人口ED初診構成比
÷
男性人口構成比
2006年1.30%0.79%10.95%11.92%
2007年2.41%2.06%11.28%21.38%
2008年2.08%2.05%11.54%18.07%
2009年2.03%2.33%11.56%17.58%
2010年1.93%2.61%11.82%16.37%
2011年2.46%2.84%12.12%20.28%
2012年2.60%3.61%12.48%20.84%
2013年2.04%3.21%12.73%16.02%
2014年1.94%3.32%13.13%14.77%
2015年2.06%3.51%13.19%15.64%
2016年2.23%3.70%12.91%17.26%
2017年2.29%4.11%13.37%17.10%
2018年2.86%4.72%14.09%20.30%
2019年2.94%5.13%14.87%19.78%
2020年3.09%4.91%17.13%18.04%
2021年3.65%5.27%15.70%23.25%
2022年4.19%5.70%15.65%26.75%
2023年4.70%6.43%15.62%30.07%

70~79歳の比較表について

ここでは、70~79歳の年齢枠に絞った、2006年~2023年までの人口・ED初診数・ED再数の集計データです。結果、人口・ED初診数・ED再診数のどれもが増加傾向にあることがわかりました。

ED再診の数がしっかりと年々増加傾向にあるという点について。
ED再診は必ずED初診を経ているので必ずバイアグラ等のED治療薬を服用したことのある人です。そのED再診の数が増加しているということは、効果がなければリピートしませんから70を過ぎてもED治療薬がしっかり効いているという裏付けにもなっています。
セックスをすることで分泌されるβ-エンドルフィン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどはストレスの軽減、免疫力向上、各臓器の活性化を高めるなどの作用があることから健康に良いとされています。

つまりED治療薬によりEDが改善されることで性的欲求の低下を抑えることは健康にも一役かっていることに繋がります。
1998年に米国で、1999年に日本国内でバイアグラの発売が開始される前までは、EDになってしまうことで性行為を諦めていた男性が山ほどいたことでしょう。しかしバイアグラの登場によりEDが改善され今まで諦めていていた性行為ができるようになることは男性の健康の役に立っていることが科学的にも証明されているということになるのではないでしょうか。

稀に、ご高齢の方から、少し照れ臭そうに「こんな年を取ってまで、このような薬(ED薬)を処方される人はいないですよね?」と電話等で質問がございます。「80歳を超える患者様は当院グループ全体で月に60名程度の来院はありますよ」と答えると「そうですか~」と少し安心した声で返答が返ってきます。先に説明させていただいた通り、性行為は免疫力を上げ、さらに若さも保つ効果があります。EDでお悩みのご高齢の方々でも消極的にはならない方が自身の健康のためにもなりますのでお気軽にご相談下さい。


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