薄毛（AGA）になりにくい睡眠時間は7時間！

上記、睡眠時間の調査結果と、薄毛発症状況を集計し、【睡眠時間】と薄毛（ＡＧＡ）発症率に関係があるのかを集計しました。

薄毛（AGA)発症率

睡眠時間が4時間以下の人（①を選択）

AGA発症率 238人中117人　49.2％
中等度以上発症率 238人中65人　27.3％

睡眠時間が５時間程度の人（②を選択）

AGA発症率　1163人中533人　45.8％
中等度以上発症率 1163人中257人　22.1％

睡眠時間が6時間程度の人（③を選択）

AGA発症率 2342人中1020人　43.6％
中等度以上発症率 2342人中447人　19.1％

睡眠時間が7時間程度の人（④を選択）

AGA発症率 1743人中665人　38.2％
中等度以上発症率 1743人中290人　16.6％

睡眠時間が８時間以上の人（⑤を選択）

AGA発症率 514人中203人　39.5％
中等度以上発症率 514人中102人　19.8％

｢睡眠時間｣と｢薄毛（AGA)発症率｣詳細データ

｢睡眠時間｣と｢薄毛（AGA)進行状況｣詳細データ

上述の通り、睡眠時間と薄毛（AGA）の発症率には、大きな関係があることが分かりました。薄毛（AGA）発症率は、｢睡眠時間が4時間以下｣と回答した人では、約半数に当たる49.2％ともっとも多く、｢睡眠時間が5時間程度｣と回答した人では、45.8％、｢睡眠時間が6時間程度｣と回答した人では、43.6％と、睡眠時間が多くなるごとに、薄毛（AGA）発症経験率は低下していき、｢睡眠時間が７時間程度｣と回答した人は、38.2％と薄毛（AGA）発症率がもっとも低くなりました。｢睡眠時間が８時間程度｣と回答した人は、39.5％となり、7時間程度の睡眠を取っている人よりわずかに薄毛（AGA）発症率は高まりました。

同様に、中等度（⑤Ⅲ型）以上の薄毛（AGA）発症率も集計したところ、｢睡眠時間が4時間以下｣と回答した人では27.3％、｢睡眠時間が5時間程度｣と回答した人では22.1％、｢睡眠時間が6時間程度｣と回答した人では19.1％と、睡眠時間が多くなるごとに、中等度（⑤Ⅲ型）以上の薄毛（AGA）発症経験率も低下していき、｢睡眠時間が７時間程度｣と回答した人は16.6％と中等度以上の薄毛（AGA）発症率ももっとも低くなりました。｢睡眠時間が８時間程度｣と回答した人は、19.8％となり、7時間程度の睡眠を取っている人より薄毛（AGA）発症率は高まりました。

以上より、薄毛（AGA）発症率、中等度（⑤Ⅲ型）以上の薄毛発症率ともに、7時間前後の睡眠を取るのがもっとも薄毛発症率が低い結果となりました。

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厚生労働省が公開した【健康づくりのための睡眠指針2023】では、「複数の調査研究から、７時間前後の睡眠時間の人が、生活習慣病やうつ病の発症および死亡に至る危険性が最も低く、これより長い睡眠、短い睡眠のいずれもこれらの危険性を増加させる」と報告されていると記載されており、当院の今回のアンケート結果で、髪の毛にとっても厚生労働省が目安とする7時間睡眠が良いことを裏付ける結果となりました。

また上記睡眠指針では、必要な睡眠時間には個人差が大きく、日中眠気がでない程度の睡眠が最適で、成人においてはおおよそ６～８時間が適正睡眠時間と考えられているとしており、7時間前後を目安にご自身の体調を確認しながら調節するとよいでしょう。

参考 ⇒ 健康づくりのための睡眠指針2023「厚生労働省」(令和6年2月）