スローセックス(セックスの工夫)

浜松町第一クリニック 竹越昭彦院長 監修

ED予防・解消のためにもまずお伝えしたいのは、「セックスの回数を増やす」ということ。事情があってセックスができないのなら、マスターベーションでも OKです。長期間射精をしていないと、いくら健全な肉体でもいざという時にそううまくはいかないものです。
しかし、中高年になってくると、セックスをする機会が減る方が多いのです。なぜ減少してしまうかというと、育児と家事の忙しさ、夫婦共に異性としての魅力を感じなくなったことやセックスを誘い難い雰囲気にいつしかなっていた・・・セックスから遠ざかり性欲自体も無くなっていくという理由が圧倒的に多いのです。

以下の集計表は2023年5月に既婚もしくは事実婚で異性のパートナー同居している20~40代の男女、合計600人の中でセックスレスの経験のある男性161人、女性136人を対象に「セックスレスになったきっかけ・原因」についてアンケート調査した時のものです。男性は「セックスを求めてもパートナーに断られるから」、女性は「育児と家事が忙しくなったから」が一番です。

集計期間:2023年5月30日~6月2日
調査方法:インターネット集計
調査対象:全国の既婚もしくは事実婚で異性のパートナー同居している20~49歳(10歳階級別) 男女 合計600名
「20代男性:100人」「20代女性:100人」
「30代男性:100人」「30代女性:100人」
「40代男性:100人」「40代女性:100人」
リサーチ協力 ⇒ 株式会社ネオマーケティング

Q、セックスレスになった「きっかけ・原因」は何ですか?(最大3つまで選択可能)

男性 161人 女性 136人
合計
161人
20代
46人
30代
52人
40代
63人
合計
136人
20代
35人
30代
48人
40代
53人
パートナーとのセックスに
飽きた
から
16
9.9%
1 6 9 6
4.4%
2 1 3
パートナーとのセックスで
嫌なことがあった
から
8
5.0%
3 1 4 5
3.7%
1 3 1
性欲がなくなったから(セッ
クスに興味がなくなったから)
13
8.1%
3 6 4 28
20.6%
4 11 13
自分またはパートナーがED
(勃起不全)になった
から
8
5.0%
4 3 1 9
6.6%
2 3 4
自分またはパートナーが病気
なった、またはケガをしたから
9
5.6%
5 3 1 7
5.1%
1 3 3
パートナー以外にセックス
パートナーができた
から
11
6.8%
5 1 5 5
3.7%
3 1 1
セックスの相性が悪いから 9
5.6%
4 3 2 9
6.6%
2 0 7
セックスを求めても
パートナーに断られるから
41
25.5%
6 16 19 9
6.6%
5 3 1
パートナーがセックスを求めて
こない
から(自分はしたい)
25
15.5%
6 8 11 20
14.7%
8 8 4
育児と家事が忙しくなったから 38
23.6%
6 14 18 38
27.9%
2 20 16
自分またはパートナーの仕事が
忙しくなった
から
17
10.6%
7 6 4 17
12.5%
7 8 2
父母(義父母)と同居する
ことになったから
7
4.3%
3 0 4 1
0.7%
0 1 0
お互いにセックスを必要と
していない
から
14
8.7%
7 4 3 13
9.6%
2 6 5
パートナーを好きでは
なくなった
から
12
7.5%
3 2 7 9
6.6%
1 3 5
パートナー以外に好きな人
ができた
から
9
5.6%
6 1 2 6
4.4%
0 0 6
パートナーを家族としか見る
ことができなくなった
から
21
13.0%
3 9 9 28
20.6%
8 8 12
パートナーが浮気または不倫
をしたから
1
0.6%
1 0 0 8
5.9%
3 1 4
年を取ってセックスすることが
恥ずかしい
と感じるから
14
8.7%
6 1 7 4
2.9%
2 0 2
その他 4
2.5%
0 3 1 5
3.7%
3 0 2

セックスレスになった理由 男女別ベスト5

男性の理由ベスト5

1位:セックスを求めてもパートナーに断られるから(25.5%)
2位:育児と家事が忙しくなったから(23.6%)
3位:パートナーがセックスを求めてこないから(自分はしたい)(15.5%)
4位:パートナーを家族としか見ることができなくなったから(13.0%)
5位:自分またはパートナーの仕事が忙しくなったから(10.6%)

女性の理由ベスト5

1位:育児と家事が忙しくなったから(27.9%)
2位:性欲がなくなったから(セックスに興味がなくなったから)(20.6%)
2位:パートナーを家族としか見ることができなくなったから(20.6%)
4位:パートナーがセックスを求めてこないから(自分はしたい)(14.7%)
5位:自分またはパートナーの仕事が忙しくなったから(12.5%)

他の調査ではセックスレスが浮気や離婚のリスクもあることが判明しています。
セックスレスを解消するためには、まずはセックスレスについてパートナーと話合うことです。そしてパートナーを異性として意識して身だしなみや立ち振る舞いにも気を遣うことに心がけましょう。家に子供たちがいるから無理・・・という方は、時には奥さんを外に連れ出しましょう!映画に行ったり、手をつないで散歩したり。恋人気分を取り戻すことができ、その日にはホテルに GO!という方だって少なくはありません。

また今回の調査でセックスレスになった理由の男性側の「1位のパートナーに断られる」「3位の求めて来ないから」に焦点をあててみましょう。どうして断られるのか?どうして求めて来ないのか?をよく考えることも必要です。男性は自発的に性欲が湧くのに対して、女性で自発的に性欲が湧くことはあまりなく、ほとんどの女性は相手に求められて、愛情を注がれていることを感じ取りながら徐々に性欲が湧くものです。日常のパートナーに対する立ち振る舞いを見直してみるのも解決の糸口となるケースも多いのではないでしょうか。

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セックスから遠ざかり、知らず知らずのうちにEDになっていたという方は、セックスに魅力を感じなくなってしまっている方が多いと思います。さらに、中折れが激しくなってきた、という方。セックスが、マンネリ化していませんか?

毎日カレーばっかり食べていると食欲がわかなくなります。匂いを嗅いだだけでもうんざり…みたいな。でも、同じ食材でも違う方法で調理すればいつだって新鮮に、おいしく食べることができるんです。いつも奥様が作るのを、たまには夫婦一緒に作って庭で食べたりするのも良いでしょう。

セックスをカレーに例えてみましたが、同じパートナーだって、シチュエーションを変えたり、いろんなセックスを試すことでマンネリ化せずに盛り上がることができます。

  • いろんな体位を試してみる
  • 温泉旅行など一泊旅行に行く
  • あえてラブホテルを使うなど場所を変えてみる
  • アダルトグッズを使用してみる

など、工夫できることは多いはず!是非試してみてください。

集計期間:2023年5月30日~6月2日
調査方法:インターネット集計
調査対象:全国の既婚もしくは事実婚で異性のパートナー同居している20~49歳(10歳階級別) 男女 合計600名
「20代男性:100人」「20代女性:100人」
「30代男性:100人」「30代女性:100人」
「40代男性:100人」「40代女性:100人」
リサーチ協力 ⇒ 株式会社ネオマーケティング

Q、セックスをする目的は何ですか?(最大2つまで選択可能)

男性 300人 女性 300人
合計 20代
100人
30代
100人
40代
100人
合計 20代
100人
30代
100人
40代
100人
愛情確認 119 33 41 45 135 44 50 41
心の癒し 74 16 27 31 60 21 21 18
ストレス発散 40 13 14 13 20 8 7 5
性的な快楽のため 124 34 47 43 84 34 25 25
テクニックを磨くため 12 5 4 3 3 3 0 0
モテるため 8 5 3 0 2 2 0 0
子作りのため 36 17 13 6 67 19 29 19
相手への奉仕 34 17 8 9 29 7 10 12
義務だから 13 8 2 3 17 8 5 4
健康維持のため 24 12 4 8 14 5 4 5
その他 1 0 0 1 0 0 0 0
特に目的はない 12 3 3 6 36 8 10 18

セックスをする目的 男女別ベスト5

男性の目的ベスト5

1位:性的な快楽のため(41.3%)
2位:愛情確認(39.7%)
3位:心の癒し(24.7%)
4位:ストレス発散(13.3%)
5位:子作りのため(12.0%)

女性の目的ベスト5

1位:愛情確認(45.0%)
2位:性的な快楽のため(28.0%)
3位:子作りのため(22.3%)
4位:心の癒し(20.0%)
5位:特に目的はない(12.0%)

セックスでは男性は肉体的な快楽を求め、女性は精神的な快楽を求めているとよく言われています。
肉体的な快楽とは性的快楽のこと。精神的な快楽とは、パートナーが自分のことを愛してくれているか?必要としてくれているか?その確認ができて安心感を得ること、つまり愛情確認です。
この調査でもわかる通り男性の1位は「性的な快楽」、女性の1位は「愛情確認」であるため間違ってはいないのでしょう。しかし、男性も4割は愛情確認を目的としていることから男性も肉体的な快楽と同時に精神的な快楽の欲求も強いことがわかります。女性も性的快楽を求めていますが愛情確認の方が優位です。つまり、女性は精神的な安心を得たいという気持ちが一番でその延長線上に性的快楽もあればという傾向にあるのは明らかです。
女性の心に安心感を与えるためにはどうしたいかを考えながらセックスを行うことが愛情確認にも繋がり、自分自信の安心感にも繋がります。男女双方の愛情確認を最優先に考えることで質の高い性的な快楽を得られるということを理解することで、より良いセックスに繋がることでしょう。決して性的快楽を優先にセックスをすることのないようにしてください。

集計期間:2023年5月30日~6月2日
調査方法:インターネット集計
調査対象:全国の既婚もしくは事実婚で異性のパートナー同居している20~49歳(10歳階級別) 男女 合計600名
「20代男性:100人」「20代女性:100人」
「30代男性:100人」「30代女性:100人」
「40代男性:100人」「40代女性:100人」
リサーチ協力 ⇒ 株式会社ネオマーケティング

Q、セックス好きですか?(答えは1つ)

男性 300人 女性 300人
合計 20代
100人
30代
100人
40代
100人
合計 20代
100人
30代
100人
40代
100人
とても好き 120
40.0%
37 42 41 35
11.7%
18 10 7
好き 98
32.7%
43 29 26 71
23.7%
32 25 14
どちらかといえば
好き
69
23.0%
19 25 25 104
34.7%
34 35 35
どちらかといえば
嫌い
11
3.7%
0 4 7 60
20.0%
12 16 32
嫌い 2
0.7%
1 0 1 14
4.7%
0 6 8
とても嫌い 0
0%
0 0 0 16
5.3%
4 8 4
男性 300人 女性 300人
合計 20代
100人
30代
100人
40代
100人
合計 20代
100人
30代
100人
40代
100人
好き 287
95.7%
99 96 92 210
70.0%
84 70 56
嫌い 13
4.3%
1 4 8 90
30.0%
16 30 44

Q、セックスの重要性を教えてください(答えは1つ)

男性 300人 女性 300人
合計 20代
100人
30代
100人
40代
100人
合計 20代
100人
30代
100人
40代
100人
とても重要 110
36.7%
39 36 35 43
14.3%
22 10 11
重要 98
32.7%
37 35 26 71
23.7%
30 24 17
どちらかといえば
重要
64
21.3%
21 16 27 101
33.7%
33 34 34
どちらかといえば
重要ではない
20
6.7%
3 9 8 32
10.7%
5 14 13
重要ではない 4
1.3%
0 2 2 22
7.3%
3 8 11
全く重要ではない 4
1.3%
0 2 2 31
10.3%
7 10 14
男性 300人 女性 300人
合計 20代
100人
30代
100人
40代
100人
合計 20代
100人
30代
100人
40代
100人
重要 272
90.7%
97 87 88 215
71.7%
85 68 62
重要ではない 28
9.3%
3 13 12 85
28.3%
15 32 38

男性は「好き」及び「重要」と回答した人は共に90%以上、女性は共に約70%という結果になりました。
年代別で見ると、男女ともに年齢を重ねるごとに「嫌い」及び「重要ではない」と回答した人は多くなっていますが、その人数は女性の方が顕著に多くなっています。

その理由として出産が大きく関わっています。初めての出産で初めての育児、子供の面倒を見ながら家事もこなさないといけないので毎日が大変で肉体的にも精神的にも疲れていてセックスなんて考えられません。これはセックスレスになった理由 男女別ベスト5で女性1位が「育児と家事が忙しくなったから」となっていることからも明らかです。結婚をして同棲が始まっても家族になった実感はほとんど無いのですが、子供が出来ると「家族になったんだ」という実感が湧き、恋愛対象だった旦那も家族の一員としか見られなくなり、益々、セックスから遠ざかり、性欲も低下してきてしまいます。これが女性の年齢を重ねるたびにセックスが好き及び重要と回答する人数が減る一番の要因です。

他に考えられる理由として男性側が自分本位のセックスしかしてこなかったというケースもあります。このケースの場合、男性側がセックスに対して挿入と射精を優位に考えていることが多いです。セックスが大好きな男性は同棲しているのだからセックスをして当然という価値観を女性に対して押し付けている傾向にあります。セックスレスになった理由 男女別ベスト5で男性1位が「セックスを求めてもパートナーに断られるから」となっている理由も女性に質の高いセックスと感じさせるようなセックスをしてこなかったのも理由の一つでしょう。セックスをする前に、まずは、この考え方を改める必要があります。セックスをする目的 男女別ベスト5でも説明したように男女でセックスをする目的が本能的に違うことを理解しましょう。男性は射精という性的快楽に重きを置くことに対して女性は感情が一番大事なのです。
女性は男性が射精しなくてもセックスで愛情確認ができれば満足できます。もちろん挿入も愛情確認の一つではありますが、まずは「セックス=射精」という概念を捨てて、時には裸で抱き合うだけとういセックスも体験してみると良いでしょう。

パートナーの女性に拒まれることが多くなり、セックスから遠ざかっていった、という方も多いでしょう。女性は出産するとママモードになり、性交痛を伴うことも多くなります。 そしてセックス嫌いになり、拒んでしまうことも。また、出産を経験したことのない女性でも、「痛い」「気持ちよくない」「面倒くさい」なんて理由で拒む方もいます。

もし、拒まれてしまったら、まずは胸に手を当ててよく考えてみましょう。「今まで自分本位のセックスばかりではなかったか…」と。繰り返しになりますが男性は、肉体の快楽を求めるものですが、その反面、女性は精神的な快楽を求めます。 しかしイクことを目的としたセックスでは、精神的な快楽を味わえるはずがありません。

そんな時に是非試していただきたいセックスが、「スローセックス」です。スローセックスとは、射精よりも精神的な交わりを重視し、ゆっくりと時間をかけ、男女がお互いをいたわりながら肌を重ね「セックスという行為を楽しむ」ものです。スローセックスを日本で広めたアダム徳永氏は、スローセックスの本質を8つの定義で提示しています。

  1. セックスは神様からの最高のプレゼントであり、崇高で尊厳ある行為。それを実践するもの
  2. 愛と性エネルギーを交流させ、人生に喜びと幸福をもたらすもの
  3. セックスは男女の究極的な芸術表現。豊な感性を育み感受性を育てるもの
  4. 最高のエクスタシーを体感し、最高の喜びを共有し合うもの
  5. 前戯15分・交接5分のセックス、欲望の処理を目的としたセックス、相手を無視した自分勝手なセックス、これらを「ジャンクセックス」と呼び、その対極をなすもの
  6. 感じているふり・イッたふりなど一切しなくていい、ただ快感に酔いしれる行為
  7. イクことは結果でしかない。イクこと・イカせることを目的とせず、セックスの行為そのものを、時間を忘れて満喫するもの
  8. 正しい性知識を学び、そのテクニックをマスターしてはじめて実現できるもの

8.)にあるように、正しい知識とテクニックを学ぶことでマスターできるものです。
マスターできなければ、ただ間延びしたセックスになり、逆に嫌悪感を抱いてしまうことも・・・。二人の愛を深め、セックスを楽しむためにも、アダム徳永氏が提唱するスローセックスを勉強してみるのはいかがでしょうか。以下に代表的な著書とアダム徳永氏のyoutubeチャンネルを紹介しています。射精を目的としないため、ED気味であってもおススメの方法です。


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