バイアグラの溶解実験
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浜松町第一クリニック 竹越昭彦院長 監修
国内正規品(純正)のバイアグラ50mgの溶解状態
国内正規品(純正)のバイアグラの溶解時間について経過時間とバイアグラの溶解状況をまとめてみました。
※室温24℃、水温18℃にて検証
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バイアグラ50mgの溶解状況~30秒後
水温18℃の水にバイアグラ錠50mgを浸して30秒経過した状況です。30秒ではほぼ変化はみられません。
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バイアグラ50mgの溶解状況~1分後
やや外側のコーティング部分がふやけてきました。
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バイアグラ50mgの溶解状況~1分30秒後
はっきりと中の成分が溶け始めたのが確認できます。
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バイアグラ50mgの溶解状況~2分後
コーティング部分と中の成分が溶けていく速度に勢いを感じます。
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バイアグラ50mgの溶解状況~3分後
錠剤の原型はなくなりました。中の成分が溶け出しています。
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バイアグラ50mgの溶解状況~4分後
青いコーティング部分と中の成分が混ざり合い広がり始めています。
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バイアグラ50mgの溶解状況~5分後
1分前とあまり変化はみられません。
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バイアグラ50mgの溶解状況~6分後
さほど変化はありませんが、少しずつコーティングが溶けています。
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バイアグラ50mgの溶解状況~10分後
更に広がりを見せながら溶け続けています。
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バイアグラ50mgの溶解状況~15分後
特に変化はありません。
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バイアグラ50mgの溶解状況~20分後
溶け出した成分が一層広がりをみせています。
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バイアグラ50mgの溶解状況~30分後
成分が水に溶け出している様子が分かります。
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バイアグラ50mgの溶解状況~45分後
30分後と比べてほとんど変化はありません。この後1時間後まで様子を見ましたが若干の成分の広がりはあったもののあまり変化はありませんでした。
検証後のまとめ
実験には水温18℃の水道水を使用しましたが、実際にバイアグラを服用する場合は胃酸と体温の働きで更に早く溶けます。よく患者様から「噛んで飲むと早く効いたりしますか?」と質問されますが噛み砕いても苦い思いをするだけで早くは効きません。上記検証の通り18℃の水でも3分で溶け出しているのですから胃袋に入れば更に早く溶けることので噛むことにあまり意味は無いのです。またバイアグラの製造元であるファイザーから新たに発売されているバイアグラODフィルムは舌の上で溶かして服用する剤形なので早く効くイメージを持つ方もいらっしゃいますが、残念ながら体内への吸収時間は錠剤のものと変わりません。東和薬品から発売されているシルデナフィル OD 錠 50mg VI「トーワ」も口の中で素早く溶けますがバイアグラと同じ主成分であるシルデナフィルクエン酸塩が体内に吸収される時間は同じですので、こちらも早く効くのでは?と期待されぬようご注意下さい。
尚、「インターネットにて個人輸入業者の通販サイトにて入手したバイアグラを水に溶けだす様子により偽造品を見抜けるのか?」を検証したコンテンツもございますのでご興味ある方は以下のページもご参考下さい。