フィナステリド(プロペシアのジェネリック薬)とは

浜松町第一クリニック 竹越昭彦院長 監修

フィナステリドとは、オルガノン株式会社(2021年7月にMSDから移管)が販売する男性型脱毛症(AGA)治療薬プロペシア錠(先発医薬品)プロペシアのジェネリックであるフィナステリド錠(後発医薬品)の有効成分です。
また国内では未承認ですが海外では100ヵ国以上で承認されている良性前立腺肥大症(BPH)の治療薬「Proscar(プロスカー)5mg」の有効成分でもあります。

フィナステリドを有効成分とする医薬品は5α還元酵素Ⅱ型阻害薬に分類され、AGA及びBPHの要因であるDHT(ジヒドロテステステロン)の生成に必要不可欠な5α還元酵素を阻害することでDHTの生成を抑制させ各々の疾患を改善させる効果があります。
つまり、AGA治療目的でフィナステリドを服用している人は、同時にBPHの予防にもなるということを覚えておくと良いでしょう。

1万円以上で送料無料。来院歴が無くてもOK。
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このページではAGA治療薬プロペシア錠のジェネリックであるフィナステリド錠の解説をさせていただきます。

国内では、初となるプロペシアのジェネリック医薬品の製造販売承認を取得したのがファイザー株式会社です。2015年2月19日に男性型脱毛症(AGA)治療薬として『フィナステリド錠0.2mg/0.1mg「ファイザー」(現在はヴィアトリスに販売移管され「VTRS」)』の製造販売承認を取得。その後、2016年に入り沢井製薬、クラシエ、東和薬品、あすか製薬、武田テバ、富士化学工業と続きます。詳しくは以下の「国内正規フィナステリド錠一覧比較表」をご覧ください。

フィナステリド錠(プロペシアのジェネリック)の要点まとめ

有効成分フィナステリド(0.2mg・1mg)
服用方法連日1日1回、1錠服用(24時間周期が良い)
効果発現まで効果の有無の判断まで最低6ヶ月間の連日服用が必要
副作用性欲減退3件(1.1%)・勃起不全2件(0.7%)
276例中、9例(3.3%)に12件(4.3%)の副作用報告
新型コロナ
ワクチン
服用を続けても問題ないが接種後の体調が悪い時は改善するまで服用を避ける。詳しくは⇒新型コロナワクチンとED・AGA薬の使用
作用機序AGAの原因物質はテストステロンが5α還元酵素により変換されるDHT(ジヒドロテストステロン)です。DHTの生成に必要不可欠な5α還元酵素を阻害することでDHTの生成を抑制します。
初期脱毛ヘアサイクルが正常に戻る過程で毛母細胞が活発となり新しく成長期に入る毛が多くなると既に休止期にある毛が押し出される数も多くなるため薬の効き始めに稀に抜け毛が増える場合があります。
併用禁忌薬無し
食事の影響無し(食前後を気にせず服用可能)
女性への適用無し(服用してはいけない
献血服用中止後、1ヶ月経過しないと献血できない
禁忌事項◆妊娠している可能性のある女性・授乳中の女性の服用・錠剤の分割・小児の服用
女性の体内にフィナステリドの成分が吸収されると男性胎児の生殖器等の発育異常をきたす可能性があるため
◆フィナステリドに対して過敏症の既往歴のある人は禁忌
ドーピング剤
リスト
2024年度禁止表に掲載無し
健康保険適用外(国内の全病院)
ジェネリック
の種類
10社が発売(2024年11月21日現在)
国内正規フィナステリド錠一覧比較表
処方価格
(税込)
【先発品】
プロペシア錠 1mg 28錠:8,200円
※5セット以上は1セット7,700円

【ジェネリック (後発品)】
(ヴィアトリス)
フィナステリド錠 1mg 28錠:4,000円
※5セット以上は1セット3,700円

(東和・沢井)
フィナステリド錠 1mg 28錠:4,300円
※5セット以上は1セット4,000円

(富士化学工業)
フィナステリド錠 1mg 28錠:3,800円
※5セット以上は1セット3,500円

バラ入りボトル:ジェネリック
(ヴィアトリス・東和)
ヴィアトリス 1mg 1本90錠:12,700円
※ヴィアトリス 2本以上は1本11,700円
東和薬品 1mg 1本30錠:4,000円
※東和5本以上は1本3,700円
⇒◆当院最安◆

フィナステリドの効果

フィナステリドは先発品であるプロペシア同様、5α還元酵素Ⅱ型阻害薬に分類されAGA(男性型脱毛症)の進行遅延の効果があります。

作用機序について

AGAの主な原因は男性ホルモンであるDTH(ジヒドロテステステロン)です。DHTは5α還元酵素によってテストステロンが変換され生成されます。フィナステリドは5α還元酵素を阻害する作用があるので結果的にDHTの生成を抑制することになり、毛周期(ヘアサイクル)を正常化させAGAの進行を防ぐのです。
詳細プロペシアの効果・効能・作用機序

フィナステリドの副作用及び安全性

国内の試験では、以下の通り276例中、9例(3.3%)に12件(4.3%)の副作用が報告されています。主な副作用はリビドー(性的欲求)減退3例(1.1%)、勃起機能不全2例(0.7%)等。

安全性評価対象例数 276
副作用発現例数 9(3.3%)
副作用発現件数 12(4.3%)
副作用の種類 発現件数
生殖器勃起機能不全
全射精障害
精液量減少
リビドー減退
2
1
1
3
0.7
0.4
0.4
1.1
消化管障害下痢
胃不快感
鼓腸
1
1
1
0.4
0.4
0.4
その他高脂血症
熱感
1
1
0.4
0.4
詳細プロペシアの副作用詳細

当院では2015年からファイザー社、2016年からは沢井製薬と東和薬品のフィナステリド(プロペシアジェネリック)を処方しており、数万人の患者様が継続して服用されていらっしゃいますが、先発品のプロペシアからジェネリック医薬品に切り替えたら、効果が弱くAGAが進行したという患者様からの報告はありませんので、先発品への拘りが無ければ、ジェネリックへの切替をお勧めしています。

服用方法

  • 1日1回、1錠を水又はぬるま湯で服用(24時間間隔での服用が望ましい)
  • 20歳未満での安全性及び有効性は確立されていない(当院でも20歳未満には処方不可)
  • 1日の上限は1mgまでです。多く飲んでも効果は変わらないので、1日に1錠以上の服用を試みたりしないで下さい。
  • 服用を始めて早い人で3ヶ月で効果が出る場合もあるが通常は継続して6ヶ月の服用が必要です。6ヶ月服用しても進行遅延以上の効果が無い場合は医師に相談してください。

注意事項

妊娠中の女性の体内にフィナステリドの成分が吸収されると男性胎児の生殖器等の発育異常をきたす可能性があるため以下の注意事項は必ずお守り下さい。

  • 女性は飲んではいけない(特に妊娠中・授乳中の女性は要注意)
  • 錠剤を割って飲まない(分割・粉砕すると経皮吸収される成分であるため)
  • 服用中は献血できない(服用中止後、1ヶ月経過すれば可能)
  • 肝機能障害患者は服用しない。
  • 前立腺がんの検査にて指標となるPSAの値を半分にしてしまうので、検査を受ける際は主治医に必ず報告をすること
  • 因果関係は定かではないが自殺念慮(ねんりょ)、自殺企図(きと)、自殺既遂(きすい)の報告があるので、服用していて前兆を少しでも感じた際は速やかに医師に報告をすること ※2023年8月に改訂された添付文書より追記

また、フィナステリドはドーピング薬ではありませんのでご安心下さい。WADA(世界アンチ・ドーピング機関)の作成する2024年度禁止薬剤リストにフィナステリドの記載が無いことからも明らかです。

海外製の未認可薬に注意!

海外から郵送されてくる薬は、厚生労働省に認可されていないコピー薬が多く出回っているため、効果がないばかりか、健康被害も報告されています。必ず医療機関で薬を購入し、どこの製薬メーカーの薬かしっかりと確認をすることが大事です。

参照ニセモノに注意!|オルガノン提供

以下に紹介するフィナステリドはプロペシアのジェネリック医薬品として厚生労働省に製造販売承認を取得している医薬品なので、安心して服用いただけます。

国内正規フィナステリド錠一覧比較表
剤形製造・販売・提携処方価格(税込)
【先発品】当院にて処方
プロペシア錠 0.2/1mg
販売承認日 2005年10月11日
発売開始日 2005年12月14日
0.2mg製造販売元:
オルガノン株式会社
2021年7月からMSDより移管

※5セット以上は1セット(28錠)
7,700円
0.2mgは
取り扱い
無し
1mg28錠:
8,200円
140錠:
38,500円
【後発品】当院にて処方
販売承認日 2016年2月18日
発売開始日 2016年3月17日
0.2mg製造販売元:
沢井製薬株式会社

※5セット以上は1セット(28錠)
4,000円
0.2mgは
取り扱い
無し
1mg28錠:
4,300円
140錠:
20,000円
【後発品】当院にて処方
販売承認日 2016年9月01日
発売開始日 2016年9月20日
0.2mg製造販売元:
東和薬品株式会社

※5セット以上は1セット(28錠)
4,000円

※5箱以上は1箱(30錠)
3,700円
⇒◆当院最安◆
0.2mgは
取り扱い
無し
1mg28錠:
4,300円
140錠:
20,000円

[ボトル]
30錠:
4,000円
150錠:
18,500円
【後発品】当院にて処方
販売承認日 2018年1月25日
発売開始日 2018年3月6日
0.2mg製造販売元:
富士化学工業株式会社

※5セット以上は1セット(28錠)
3,500円
0.2mgは
取り扱い
無し
1mg28錠:
3,800円
140錠:
17,500円
【後発品】当院にて処方
販売承認日 2015年2月19日
発売開始日 2015年4月6日
0.2mg製造販売元:
ヴィアトリス製薬

※5セット以上は1セット(28錠)
3,700円

※2箱以上は1箱(90錠)
11,700円
0.2mgは
取り扱い
無し
1mg28錠:
4,000円
140錠:
18,500円


[ボトル]
90錠:
12,700円
180錠:
23,400円
【後発品】取り扱い無し
フィナステリド錠 0.2/1mg「クラシエ」
販売承認日 2016年2月18日
発売開始日 2016年4月21日
0.2mg発売元:
クラシエ製薬株式会社

製造販売元:
大興製薬株式会社
取り扱い
無し
1mg
【後発品】取り扱い無し
フィナステリド錠 0.2/1mg「TCK」
製造販売承認日 2016年2月18日
発売開始日 2016年12月14日
1mg製造販売元:
辰巳化学株式会社

販売元:
本草製薬株式会社
取り扱い
無し
【後発品】取り扱い無し
フィナステリド錠 0.2/1mg「SN」
販売承認日 2016年2月18日
発売開始日 2016年12月14日
0.2mg製造販売元:
シオノケミカル株式会社

発売元:
あすか製薬株式会社

販売:
武田薬品工業株式会社
取り扱い
無し
1mg
【後発品】取り扱い無し
フィナステリド錠錠 0.2/1mg「NIG」
販売承認日 2017年2月17日
発売開始日 2017年4月20日
0.2mg製造販売元:
日医工岐阜工場株式会社

発売元:
日医工株式会社

販売:
武田薬品工業株式会社
取り扱い
無し
1mg
【後発品】取り扱い無し
フィナステリド錠 0.2/1mg「TCK」
製造販売承認日 2016年2月18日
発売開始日 2016年12月14日
1mg製造販売元:
辰巳化学株式会社

販売元:
岩城製薬株式会社
取り扱い
無し
【後発品】取り扱い無し2023年3月末で販売中止
承認整理・発売中止のお知らせ[PDF:77.4KB]
フィナステリド錠 0.2/1mg「SKI」
販売承認日 2018年11月15日
発売開始日 2018年12月13日
0.2mg製造販売元:
小林化工株式会社

販売:
SKIファーマ株式会社
取り扱い
無し
1mg
【後発品】取り扱い無し
フィナステリド錠 0.2/1mg「RTO」
販売承認日 2017年8月16日
発売開始日 2018年6月25日
0.2mg製造販売元:
リョートーファイン株式会社

販売元:
江州製薬株式会社
取り扱い
無し
1mg

※2024年3月22日更新

  • 保険証や身分証の提出は必要ありません。(フィナステリドは先発のプロペシア同様、薬価基準未収載のためどこの医療機関でも処方にかかる費用は保険適用にはなりません)
  • 来院 → 問診 → 処方までは10分程度ですのでお気軽にご来院ください。
  • 来院前に問診票をご記入いただくとよりスムーズです。 → 問診票ダウンロード
  • 処方の単位は28錠or30錠となります。(当院で取り扱ってるお薬や処方料金はAGA治療薬料金表でご確認ください)
  • 予約は必要ありません。診療時間内に直接ご来院下さい。 → 診療時間

詳しい処方の流れはプロペシアと同じですので以下をご参照ください。

フィナステリドの郵送処方について

※現在、来院歴が無い初診の方もオンライン診療を受け付けております。
新規アカウント登録にてメールアドレスを登録し、問診票の記入、送り先の住所を登録することで医師との電話問診後、ED治療薬やAGA治療薬を郵送にて処方することが可能です。
電話問診のみ・国産正規品のみ・郵便局留可・発送元や内容物表記変更可・即日発送・荷物の追跡可・1万円以上送料無料・ポスト投函可・DMも一切無し

前述で説明させていただいた通りフィナステリド錠(プロペシアのジェネリック)は10社から発売されています。
これだけあると「どれがいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。以下に様々な見方から選び方の説明をさせていただきますので参考にして下さい。

プロペシアに極力近いジェネリックで選ぶ

ジェネリックは先発品と効き目はほぼ同じと言われていますが、その理由は有効成分が同成分で同容量であるのはもちろんのこと体内に吸収される成分量及び薬剤を体内にて代謝する時間が厚労省の検査基準にて”ほぼ同等”であると認められているからです。その基準というのが統計学的に見て±15%の範囲は許容されているので極僅かではありますが実際には完全に一緒であるということでは無いのです。この差が出る理由の一つとして添加物の違いがあげられます。
そこで、各製薬会社から発売されているフィナステリド錠の添付文書を参考にそれぞれの添加物の比較表を作成しました。プロペシア錠と同じ添加物の成分は黄緑色にマーキングしています。

製品名添加物
プロペシア錠1mg結晶セルロース乳糖水和物部分アルファー化デンプンデンプングリコール酸ナトリウムジオクチルソジウムスルホサクシネートステアリン酸マグネシウムヒプロメロースヒドロキシプロピルセルロース酸化チタンタルク三二酸化鉄黄色三二酸化鉄カルナウバロウ
フィナステリド錠1mg「サワイ」カルナウバロウ結晶セルロース酸化チタン三二酸化鉄ジオクチルソジウムスルホサクシネートステアリン酸Mgタルクデンプングリコール酸Na乳糖ヒドロキシプロピルセルロースヒプロメロース部分アルファー化デンプン
フィナステリド錠1mg「FCI」富士化学結晶セルロース乳糖水和物部分アルファー化デンプンデンプングリコール酸ナトリウムジオクチルソジウムスルホサクシネートステアリン酸マグネシウムヒプロメロースヒドロキシプロピルセルロース酸化チタンタルク三二酸化鉄黄色三二酸化鉄カルナウバロウ
フィナステリド錠1mg「トーワ」乳糖水和物、クロスポビドン、ステアリン酸Mgヒプロメロース、トリアセチン、タルク酸化チタン三二酸化鉄
フィナステリド錠1mg「VTRS」無水乳糖アルファー化デンプン結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、軽質無水ケイ酸、ポビドン、ジオクチルソジウムスルホサクシネート、マクロゴール400、ステアリン酸マグネシウムヒプロメロース酸化チタン、マクロゴール6000、黄色三二酸化鉄三二酸化鉄、黒酸化鉄
フィナステリド錠1mg「クラシエ」結晶セルロース乳糖水和物、軽質無水ケイ酸、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロースステアリン酸マグネシウムヒプロメロース、マクロゴール6000、タルク三二酸化鉄カルナウバロウ
フィナステリド錠1mg「SN」あすか製薬結晶セルロース乳糖水和物、軽質無水ケイ酸、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロースステアリン酸マグネシウムヒプロメロース、マクロゴール6000、タルク三二酸化鉄カルナウバロウ
フィナステリド錠1mg「NIG」結晶セルロース酸化チタンステアリン酸マグネシウムデンプングリコール酸ナトリウム乳糖水和物ヒプロメロース部分アルファー化デンプン、ポビドン、マクロゴール400、マクロゴール6000、ラウリル硫酸ナトリウム、黄色三二酸化鉄三二酸化鉄
フィナステリド錠1mg「TCK」本草・岩城結晶セルロース乳糖水和物、軽質無水ケイ酸、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロースステアリン酸マグネシウムヒプロメロース、マクロゴール 6000、タルク三二酸化鉄カルナウバロウ
フィナステリド錠1mg「RTO」結晶セルロース乳糖水和物、軽質無水ケイ酸、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロースステアリン酸マグネシウムヒプロメロース、マクロゴール 6000、タルク三二酸化鉄カルナウバロウ

上記の比較表から判断するとプロペシアと添加物まで一緒なのがフィナステリド錠1mg「サワイ」と「FCI」ということになります。ただし、添加物が同じでも製造方法等は異なるためプロペシアと完全に一緒ということではありません。よって、上記比較表はあくまで選択する際の参考までに留めておいて下さい。

包装の種類で選ぶ

PTPシート

10社全て1錠ずつ複数錠包装しているPTPシートで1シートが14錠包装となっていて、これを2シート(14錠×2=28錠:4週間分)で1セットとして処方している病院やクリニックがほとんどです。
また28錠×5セットでちょうど140錠となるので140錠包装を販売している製薬会社も多くあります。
1錠ずつPTPシートから取り出して服用するので、衛生的で残数がわかり易いのが特徴です。

バラ入りボトル

プロペシア錠は、14錠シート以外にバラで90錠入ったボトルもありますが「VTRS」「トーワ」「NIG」もバラのボトル包装があります。「VTRS」「NIG」は90錠ボトル、「トーワ」は30錠ボトルです。
PTPシートから毎回取り出すのが面倒な人にはお勧めです。入っている錠数は違えど大きさはどれも同じサイズですので保管場所の場所を取りたくない人は90錠ボトル、残数の管理を優先したい方は30錠ボトルが良いでしょう。

製薬会社の知名度で選ぶ

有名な企業で選択基準に選ぶのであれば外資系の製薬会社として有名な”ヴィアトリス”、日本のジェネリック医薬品の最大手である”沢井製薬”と”東和薬品”と”日医工”、カネボウから社名変更した”クラシエ”でしょう。※日医工に関しては皆様もご存じの通り2020年に医薬品の製造において不備が指摘され業務停止の処分を受けているのは気になるところだと思います。
基本的に10社全て厚労省からお墨付きをもらっている医薬品なので実際には効き目においては大差ありません。10社の中で「支持している」「好感が持てる」ような製薬会社があればそこのフィナステリド錠でも良いと思います。

日本国内での市場規模で考えた場合、バイアグラの国内市場規模は特許満了を迎える直前で年間46億円前後あり、特許満了後バイアグラジェネリックの発売に踏み切った製薬会社は合計10社。プロペシアの市場規模は2014年度で170億円前後とバイアグラの市場の3倍もありました。
よって、2015年にファイザー(現在はヴィアトリスに販売移管)、2016年には沢井製薬・クラシエ・あすか製薬・本草製薬・岩城製薬・東和薬品の6社、2017年には日医工・江州製薬の2社、2018年には富士化学工業・SKIファーマ(SKIは2023年3月で発売中止)の2社、2024年3月現在で国内正規フィナステリド錠一覧比較表の通り既に10社が厚労省から認可を得て発売されています。
ここまで数多くの製薬会社から発売されているので今後、新たに他の製薬会社から発売されることはありえないでしょう。

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